アルスとガボの冒険記〜其の6

〜神さまの贈り物〜



僕の名はアルス。
今僕は、僕の大事な仲間
ガボ、アイラ、メルビンと共に
神さまと戦っている。

神さまと戦うなんてバチ当たりな・・・・・・
と思う読者の方もいるかもしれませんが、ドラクエ7では
エンディング後のお楽しみということで
このような設定がされているのです。

僕達は別に戦うつもりでここへ来た訳ではないんですが
なんか話の流れで、ついつい戦闘することになってしまいました。

「わしもあれから
ずいぶんときたえたからのう。」

そう言って神さまは、いきなり襲いかかって来たんです。

「鍛えたんなら、今1度オルゴさん打倒に協力してくれませんか?」

そんな言葉を発する間もなく、神さまは僕たちに攻撃を
しかけてきました。
実は僕達はここに来る数分前に、オルゴデミーラとの死闘を
乗り越えてきました。必死でした。
それは世界に平和な日々を取り戻すため・・・・
みんなの笑顔が見たいから・・・・・・・・・・・・

体力もMPもギリギリの戦いでした。
オルゴを倒した瞬間は皆で手をとりあって喜びました。
厳密には僕以外は死んでいたので
みんなの棺桶を輪の形にして喜びをかみしめたのですが・・・



そんな死線を乗り越えた僕達が得た情報・・・・・
異世界に行けば「神さま」に会える・・・・・

胸が高鳴りました。そして・・・・・
神さまはきっと僕達のことを待っている。淋しいに違いない。
会いに行こう!
会って、この苦しかった冒険の話を聞いてもらいたい。
手強かったボスキャラ、辛かったレベル上げ・・・・

「よくやったな」と、誉めてもらえるかもしれない。

しかし・・・・・
そんな期待は瞬く間に打ち砕かれたわけです。
状況は上に書いた通りです。

僕だけではなく、他のみんなも落胆の表情を浮かべていました。
そんな僕達に神さまは
「ステテコダンス」
をしてきました。

アルスはシラ〜ッとしている。
ガボはシラ〜ッとしている。
アイラはシラ〜ッとしている。
メルビンはシラ〜ッとしている。

当たり前です。死線を乗り越えてきたばかりの
僕達に「ステテコダンス」なんて
失礼極まりない行為です。
すると・・・・・・神さまは不満そうな表情を浮かべ

「れんごく火炎」をはなってきました。
ひ、卑怯です・・・・・・。
自分の踊りが受け入れられないとわかったとたんに、これです。
神さまがこんなことしていいのでしょうか?
そして、その極悪非道な行為は続きました。


神さまは地獄からいかずちを呼び寄せた!


か、神さまなのに地獄の力を借りるなんて・・・・!?

僕達は力尽きました。
神の力の前に屈した訳です。
くやしかったです。








・・・・・・・・・・で、

レベルアップしてふたたび神さまに挑戦しにきました。
今度は、4人ともレベル99です。
MP999とまではいきませんが
4人全員がマダンテを覚え、それなりにMPも
ドーピングしてきました。
力の種もけっこうドーピングしてきました。
もちろん”つるぎのまい”も修得済みです♪

圧倒的な力の差を見せつけた戦闘でした。
2ターンほど戦った時、神さまはあわてていいました。

「ちょ、ちょっと待った!
お、おまえ達の強さはよくわかった。
今日はここまでにしてくれんかの?」

神さまが少し小さく見えました・・・・・・・・・
が、僕達は鬼ではありません。

「何かご褒美を頂けるなら、許してあげましょう」

「おー。そんなことたやすいことじゃわい。
わしの秘蔵のコレクションの品を
どれでも一つおまえ達にプレゼントしようではないか。

ささ、何が欲しいのじゃ?」


そう言って神さまはふところから
色々なアイテムを取り出した。



*神さまの秘蔵アイテム

不思議な円盤?1
不思議な円盤?2
不思議な円盤?3(*注:3枚集めると宇宙へ行けます)
今日芋掘りに行く(*注:モンスターはなつきません)
夢のカミソーリ(*注:深く剃るのに、切れてない!)
MISIAの心(*注:転職すると、歌がうまくなります。)



・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・

・・



僕達は、神さまにとどめをさしました。


(おしまい)





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